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新日本プロレスの"物語"をざっくりお届け。そう、ざっくり!

【試合前】ジュニアヘビーは最高のDivision!少々語ってみます


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「ジュニアの誇り」

 

ジュニア大好きです。

 

KING OF PRO-WRESTLING
第82代IWGPジュニアヘビー級王座決定戦
KUSHIDA VS マーティー・スカル

 

 

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出典:@njpw1972

 

 

髙橋ヒロムの王座返還により開催されたIWGPジュニアヘビー級王座決定トーナメント、それぞれ1回戦を勝ち上がったKUSHIDAとマーティー・スカルによる対決が決まりました。

  

KUSHIDA VS BUSHIのざっくり記事はこちら

www.dykpro-wrestling.com

 

※オスプレイとマーティーの記事は書き逃しました・・・

 

 

今年の1.4東京ドーム大会にて4WAYマッチを行なっていますが、1対1でのタイトルマッチは初めてになります。

(BEST OF THE SUPER Jr.25では直接対決しています)

 

 ▼共通点

今まで両者には大きな物語はありませんが、1つ共通点があります。

 

4.1両国

スカル「今日は、“ジュニアヘビー級”について、モノ申したい。というのも、最近はジュニアヘビー級の選手が、ヘビー級に階級を上げてこそ、強さを証明するという流れが多くあるけど、それっておかしいんじゃないか? そもそも自分がニュージャパンのファンになったキッカケもジュニアヘビー級だった。獣神サンダー・ライガーのような偉大な選手が自分にたくさんのインスピレーションを与えてくれた。なのに、ウィル・オスプレイも含め、いまはジュニアヘビーの選手が体重を増やし、階級を上げて、それで自分の強さを示したいというような流れがある。自分は、それはどうかと思うんだ。自分は、ジュニアヘビー級に誇りを持っているし、ジュニアヘビー級こそが世界最高のディヴィジョンだと思っている。」

 

KUSHIDA「最近いろんな選手がヘビー級に行くといいだして、その口実に『俺はジュニアの枠にとどまらないんだ』とかジュニアをヘビー級の踏み台としか考えてないアレ、むかつくんすよね。オレは階級の壁をぶっ壊したい。階級を、じゃない。その壁を、その壁をジュニアとして必ずぶっ壊す!」

 引用:新日本プロレス

 

 

前王者である髙橋ヒロムもジュニアの地位向上を掲げる選手の一人です。

 

年齢や出身地、経歴も立場も異なる男たちが唯一持つ共通点、それがジュニアの誇りです。

 

どちらが王者になってもジュニアを更なる高みに導いてくれることでしょう!

 

 

▼ジュニアについて語ってみる

今回はジュニアという階級について、個人的な考えを書いてみます。

(ブログを立ち上げた時からずっと書きたい内容でした)

 

ジュニアとヘビーの分け方として、体重100kgというラインが(一応)あります。

しかし近年、100kgに満たないヘビーの選手も多くなっています。

 

現IWGPヘビー級王者であるケニー・オメガは92kgです。

今年のニュージャパンカップで優勝したザック・セイバー・ジュニアに至っては85kg、これはジュニアの田口隆祐を下回る数値です。(田口は91kg)

 

結果何が起きるかと言うと、ジュニアのセールスポイントがヘビーに持ち込まれているということです。

 

ヘビーと言えばパワー、ジュニアと言えばスピード。

それぞれの階級がそれぞれの持ち味を発揮することによって、お互い違う魅力を引き出すことができていました。

 

しかし、体重的にはジュニアである選手がヘビーになることで、ヘビーという力のフィールドにスピードを加えるということになります。

 

結果どうなるか、ジュニアの試合が見劣りしてしまうという結果になります。

 

KUSHIDAの「オレは階級の壁をぶっ壊したい」言葉、体重で分けるなという意味であればすでに壊れています。

 

ではなぜジュニアとヘビーという明示的な階級分けをしているのか、またジュニア<ヘビーという構図となっているのか。

 

それはジュニアを守るためなのではと思います。

 

仮に階級を無くした場合、体格で劣る選手は生き残れません。

体格というのはプロレスラーにとって重要な要素の1つであり、それだけで説得力が生まれます。

バッドラック・ファレは誰が見ても強そうに見えます。

 

ただし、近年は体重で分けることが難しくなってきた、そのためジュニアという階級をヘビーの下であるという世論を作る。

 

そうすることでジュニアとヘビーのイデオロギー論争を引き起こし、ジュニアにも注目してもらう。

 

 

個人的ですが今年のBOSJ、決勝戦の会場が後楽園だったことにずっともやもやした気持ちでした。

自分自身を納得させるために今回書いてみました。

 

これからもジュニアの戦いに注目していきます!