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【試合後】なぜ内藤哲也・鈴木みのる戦は物議を醸してるのか?


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「ゴッチ式パワーボム」

 

それは突然やってきました。

 

DESTRUCTION in BEPPU
スペシャルシングルマッチ
内藤哲也VS鈴木みのる

 

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出典:新日本プロレス

 

 

賛否両論ある9.17別府大会のメインイベント。

 

試合後のSNSでもプロレスファンの間で討論されていましたが…

 

 

ざっくり振り返ります。

 

この試合の主導権を握っていたのは鈴木みのるです。

みのるの奇襲から始まり、場外では机と椅子を使ってのラフ殺法。

エプロン上ではスリーパーホールドで捕獲し宙吊りにします。

 

内藤も机へのネックブリーカーで応戦するも、みのる優位は変わりません。

 

 

 

 

ヒールホールド等の関節技で長時間捕獲、内藤をギブアップ寸前まで追い込みます。

 

何とか脱出した内藤は応戦し、ゴッチ式パイルドライバーの体勢になります。

 

掟破り!誰もがそう思いましたが、頭から落とさずパワーボムのような形に。

 

解説のKUSHIDAも「ゴッチ式パワーボムですね」と冷静に語った直後のフィニッシュ。

呆気にとられている内の決着でした。

 

 

本当はみのるの必殺技であるゴッチ式パイルドライバーを掛けようとした?

内藤がきちんと技を掛けられなかった?

それともみのるが受けられなかった?

実は最初からパワーボムの予定だった?

 

 

色んな原因が想像できますが、見る者に想像させる事が何より大事なのではないでしょうか?

 

この想像する事こそプロレスの醍醐味の一つであり、極上の時間なのです。

 

結局のところ内藤とみのるの掌の上なのかなあと思ったり。

 

 

 

私個人的にはフィニッシュの流れより、長時間の関節技の方が気になりました。

 

 

この情報化社会、多くの情報が得られるようになった反面、余計な情報も多く得てしまいます。

 

今年で言えば、

「オカダは連続防衛記録を作るからV12まで負けない」

「映画があるから棚橋が優勝する」

 

仮に対戦相手を応援していたらどうでしょう。

それじゃ応援しても勝てないじゃん!とがっかりしてしまうのではないでしょうか。

 

あくまで書き手の想像に過ぎませんが、納得してしまうところもあったりします。

 

 

でも!

 

試合を観ればその間は余計な考えもなく夢中になれるのです。

ライガーをリスペクトするかのごとく、すげーすげーとしか言えないのです。

(決して私の語彙力が足りないからではないのです。ええもちろん。もちろん・・・)

 

 

この試合も魅入りました。

しかし、みのるの関節技による捕獲、長い時間だった故一旦気持ちが切れてしまいました。

 

新日本プロレスワールドの中継でも言っていました。

この試合は何も懸かっていない、なのになぜ戦うのかと。

 

そうなんです!

 

今回物議を醸してる原因は"戦う理由がない"からではないでしょうか。

 

内藤・みのるお互いがお互いを見ていません。

 

 

▼試合前のざっくり記事はこちら。

www.dykpro-wrestling.com


 

 

試合後、内藤のコメントが全てなのでしょう。

 

9.17別府

内藤「4月の熊本大会に続いて、対王様2連勝です。まあ、当然の結果でしょう。そして、王様に2連勝したところで、対して価値なんぞないでしょう。そんなことよりさ…」

引用:新日本プロレス

 

 

 

 

戦った本人ですら価値がないと言ってしまってます。

(キャラクターだと言えばそれまでですが)

 

 

皆が熱中できるだけの"物語"ではなかったこと。

それに尽きるのだと思います。

 

 

とはいえ!

これは私の感想であり正解でもなんでもありません。

自分自身がどう思ったのか、良い試合だと思えたのなら良いし、ダメな試合だと思えばダメなのです。

 

私的には・・・

締めのマイクで内藤の口からヒロムの事が出た時点で大満足です。これはずるい。